京都市 深草墓園 花だより
<花だよりについて>
深草墓園管理事務所では、京都にゆかりのある方々が眠る墓園内で、京都の自然や歴史・文化にゆかりのある花々をふやしております。
不定期とはなりますが、墓園に来られない皆様にも、これらの花の情報をお届けします。
>3月の花だより{カワヅザクラ(河津桜)}
>7月の花だより{キキョウ(桔梗)・ノカンゾウ(野萱草)}
繊細な姿、盆花として親しまれるオミナエシ(女郎花) スイカズラ科 多年草
更 新 | 2021年8月16日 |
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特 徴 |
◆秋の七草の一つ。日当りの良いやや湿った山野に自生します。7月~10月頃に、黄色い花を咲かせます。 ◆別名「あわばな」のとおり粟粒ほどの小さな花が、細かく枝分かれした茎の先に咲きます。 ◆繊細な姿から「女郎花」と書き、古歌、源氏物語(53 帖「手習」)、能楽「女郎花」などさまざまな文芸作品の題材になりました。盆花やいけ花としても親しまれ、右京区の奥嵯峨・越畑地区が産地として知られています。 ◆近縁種で大型、白花のオトコエシ(男郎花)と対をなします。 ◆乾燥した根、茎、花は、解熱、消炎などに効く生薬「敗醤」(はいしょう。腐った醤油のような臭いがするという意味)として利用されます。 ◆野生のオミナエシは、京都府レッドデータブック(2015)では準絶滅危惧種です。(ここに植えられているのは栽培品種です。) |
咲いている場所 | 管理事務所の前に鉢植えで飾っています。秋以降に地植えもします。 |
京都市深草墓園管理事務所
みんなの花を大切にしましょう
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